海洋の歌い手は、道の途中であり、昇進儀礼を備えた最初の段階である。ここで水との親和性は完全なものとなる。持ち主は水中で好きなだけ長く過ごせ、水生の動物を理解して彼らと言葉を交わせ、水から直接に自由に酸素を取り出し、水中では半神に満たないいかなる異界の存在も恐れない。
幻の鱗は、多くの第五序列よりも高い防御を彼に与える。そして、真の危険の瞬間には身体が自ら応答する。心は嵐の源のように収縮し弛緩し、血は脈管の中を満潮の波のように流れる。
昇進儀礼は短く、完全に道の精神にかなったものである。オブニンスクの腹の中で薬を摂るというものだ。
材料もまた、海洋のものであり歌うものでも同じである。セイレンの喉と結晶質のハッカメルズの晶洞、それにセイレンの髪、その触手、満潮の巻き、そして多孔質の珊瑚の枝である。