
最下段

真夜中の詩人——それは闇の道が声を得る段階である。その主たる技もまた、まさに「真夜中の詩」と呼ばれる。保有者は夜、あるいは永遠の夜の女神に捧げられた詩を詠唱し、その詩が実際に効果を発揮するのである。
詩の効果はいくつかあり、それらはすべて一つのことに通じている——他者の意識を沈黙させることだ。
「鎮め」——聞き手の肉体、心、魂が浄化され、静まり返る。制御を失った異界者には、その異常性が外に溢れ出し、目に見えるようになるように作用する。
「子守唄」——数人の者が同時に眠りに落ち、耐えた者たちは放心状態に陥り、何かしらの感情を呼び起こすことが難しくなる。抵抗できるのは強い霊的知覚と「思索」の技を備えた異界者だけであり、そうした者たちもその後、その歌は夢で見たものだと確信する。
「抑え込み」——相手は生きる意欲すら失うほどに静まり返り、ぐったりとして応答しなくなる。
そして最後に、同じ詩で詩人は対象に恐怖を植え付ける。
対抗手段は存在し、それは意外なほど単純である——集中した「思索」か、あるいは単に耳を塞ぐことだ。しかし、そのような防御は何度も繰り返すうちに摩耗していく——執拗な詩人に対して長く持ちこたえることはできない。そして永遠の闇が存在するならば、それに捧げられた詩は隣接する道々の力も高めてくれる。
詩作に加えて、真夜中の詩人は極めて現実的な事柄にも秀でている——格闘、射撃、岩登り、そして霊的知覚である。前段階の夜の性質は強化され、夜が明けようとする朝六時過ぎ、空がすでに白み始める頃であっても、彼は一撃でドアの鍵を枠の一部ごと打ち破る。
薬剤の組成もまたその姿に相応しい。真紅の月に向かって遠吠えする獣の声帯、魂を捕える釣鐘草の花、赤ワイン、そして紅檀——それらは戦闘向けというよりもむしろ「響き」を重視した素材である。
この段階の最も有名な保有者は、ファンダムにおいてはティンゲンの夜鷹、レナード・ミッチェルである。
緋月に向かって吠える者の声帯
魂を捕らえる釣鐘草
赤ワイン100ml
紅蓮の月に吠える者の毛7本
魂を捕らえる鈴蘭が生えていた場所の土13g
赤紫檀10g
ページ作成者: HappY